グローバル投資銀行のシティグループが、国際原油価格の墜落シナリオを提示し、話題になっている。
13日(現地時間)、CNBCによると、シティグループはブレント油の価格が今年末から下落し、最悪の場合、来年は1バレル当たり50ドルを下回るだろうと強調した。
この日シティグループは、電気自動車の導入とエネルギー効率の向上による需要減少で、国際原油価格が今年末から下落すると説明した。 また、OPEC+以外の国々の生産量増大も国際原油価格に下方圧力を加えるものと予想した。
シティグループは、基本シナリオでブレント油の価格が今年第4四半期から下落し、来年は1バレル当たり60ドルに安着するものと予想した。 これは来年のグローバル原油在庫が1日に140万バレルずつ増加するだろうという展望に基づいたシナリオだ。
また、OPEC+産油国が最近発表した減産縮小計画を撤回するとしても、市場が依然として1日90万バレルの過剰供給状態に置かれるだろうと説明した。
シティは「需要減少と供給量増加が同時に発生する最悪のシナリオでブレント油価格がバレル当り50ドル以下に下がる可能性がある」と警告した。
これと関連し、投資銀行ドイツ銀行もOPEC+が減産縮小計画を完全に履行する場合、ブレント原油が60ドル以下に急落するものと予想した。
同日、グローバルベンチマークである8月引き渡し分のブレント油の価格は、0.18%値上がりした1バレル当たり82.75ドルで取引された。